八重山フーカキサバニレースロゴ 「八重山フーカキサバニレース」について > ABOUT

吉田友厚

八重山フーカキサバニ協会 会長

大人が一つの目標に向かって楽しみながら挑む姿を見せることで、子どもたちが自由に力強く生きるインスピレーションを与えたい
私が造船業を通して学んだのは、自分で考え、知恵を絞ることの大切さ。自分から得ようとする意欲がないと何事も身につかない、ということです。これは自分の力で力強くいきていくためにとても重要だと考えています。最近ではコロナの閉鎖感などもあり、自由に自分を表現することが難しい子供も増えていると感じます。まずは、大人が本気で自分の仕事に楽しみながら取り組む姿を見せることで、子供が型に縛られずに自分の可能性信じ、主体的に人生を生き抜くことができるよう、インスピレーションとなりたいと思います。

About Yaeyama Fukaki Sabani Race

「八重山フーカキサバニレース」について

沖縄の伝統的木造帆船「サバニ」は、近代において沖縄の海と人々の生活をつなぐ重要な手段であり、沖縄の八重山独自の気候や海の環境に適応して発展してきました。この「サバニ」は、単に移動や漁業の道具としての機能を超え、八重山の人々の知恵や文化、海との深い結びつきを象徴するものであります。 しかし、現代の技術革新と生活様式の変化により、伝統的な「サバニ」造りとその技術は、忘れ去られつつあります。機械化された新しい船の方が効率的であるとの見方が広がり、「サバニ」を作る職人も減少の一途を辿っています。このような状況は、「サバニ」に込められた沖縄の人々の魂や文化を失いつつあります。 この危機に直面し、私たちは八重山の「サバニ」造りの伝統技術を守り、操船技術を次世代に継承することの重要性を深く認識しています。伝統技術の保存は、文化的アイデンティティの維持という観点からも、極めて重要な使命であると考えております。

「八重山フーカキサバニレース」の開催を行います。

「八重山フーカキサバニレース」の開催は、沖縄の八重山ではぐくまれた伝統的木造帆船「サバニ」造りの技術と操船技術の海洋文化の保存・普及に寄与します。「八重山フーカキサバニレース」は、文化遺産の価値を再認識し、地域コミュニティの絆を強化するとともに、地域経済や観光の活性化にも繋がります。若い世代への教育的役割を果たし、伝統技術の継承と革新の場を提供します。また、環境保護への意識を高め、文化的交流を促進することで、相互理解と尊重の精神を育みます。 「八重山フーカキサバニレース」は、沖縄の海洋文化の未来に貢献する重要なイベントです。

「サバニ」に特化した現代の海に対応した安全講習を行います。

サバニツアーやレジャー活動での安全講習は、参加者の安全と八重山の伝統文化体験を守り、充実させるために不可欠です。サバニの操作技術や緊急対応知識を伝授し、安全意識を高めることで、自然と調和しながら安心して楽しむ環境を作ります。質の高いサービスを提供する業者は、安全講習を積極的に実施することで、信頼性を示し、業界の品質基準を向上させます。このような取り組みは、海洋文化の継承と環境保護に貢献し、美しい八重山の海と伝統を未来へ繋げる役割を担います。安全講習の徹底は、伝統と現代の安全基準が調和した体験を提供し、参加者に対する信頼と満足度を高める重要なステップです。 八重山のサバニ文化を未来に継承するため、次世代向け教育プログラムに注力しています。サバニ造り、海上ナビゲーションのトレーニング、文化理解のワークショップを通じ、伝統と現代の安全知識の融合を目指します。サバニレースや安全講習を開催し、地域社会の関心を集め、文化の魅力を伝えます。この取り組みは、サバニ遺産を守る新世代を育て、八重山の海洋文化を次世代へ繋げることを目的としています。 そこで、この使命を共有する仲間たちと力を合わせ、「八重山フーカキサバニ協会」を設立することを決意しました。この組織を通じて、伝統的な「サバニ」造りの技術や知識を集約し、操船技術の教育や実践の場を提供することで、海洋文化の継承と発展を図ります。また、広く社会に対して「サバニ」の文化的価値を伝え、理解と支援を得るための活動も積極的に行っていきます。 私たちは、沖縄の八重山の海と共に生き、文化を紡いできた先人たちの智慧と技を未来へと繋げていくために、この貴重な伝統を守り抜く決意です。

Race Details and Rules

レース規定

1. 目的及び種類
伝統的木造帆船サバニによるレース
「第2回八重山フーカキサバニレース」開催のため。
2. 期間及び時間
レース実施時間 2024年5月11日(土)午前9:30~午後12:00
3. 区域または場所
沖縄県石垣市新川の舟蔵公園西側海岸から赤崎地区海岸までの海水域 距離:約12km
4. 方法
(1)レースについて
  • 競技予定時間9:30~12:00(2時間30分)
  • スタートラインから観音埼灯台沖を周り北上、ゴールとなる赤崎地区海岸を目指ざす。
  • 12:00を制限時間とし、制限時間を過ぎたサバニは失格となり救助艇の曳航にてゴールを目指す。
  • 各レースエントリー数 12艇 60名 (予定・・・募集人数)
(2) 安全対策
  1. 各レース前には、あくまで自然の海でのレースの危険性を認識したうえで、所定 の誓約書への署名をもってレースへの参加を許可し、また、レース中も危険であ る旨の告知を行い、注意事項を全参加者に周知します。また、当日は、自己の体 調については申告させレース参加前には飲酒は厳禁とします。
  2. レース当日の海上監視
    コースの逸脱、溺者の救助及びけが人の搬送を想定し、海上に水上オートバイ2艇と漁船2艇を配置。
  3. 海上での監視体制
    先頭に1艇、中間に2艇、最後尾に1艇を配置する。サバニの転覆を水上オート バイは常に監視する。転覆復旧ができる状態か見極めるために監視する。
    水難救助員やライフガードの乗ったサバニは緊急の場合救助するためにレース中も常に監視する。
    あくまでサバニの普及を目的としたレースなので、事故艇が出た場合には救助を最優先する。
    ※上記以外の突発的な事故が生じた場合、大会本部と安全管理責任者が協議しレースを中止する権限を保有します。
  4. レース中は、常時気象情報を入手し、中止基準に達すると推測される場合には レースを注視します。
  5. 大会本部と海上の各艇との連絡は、通常携帯電話ならびにレシーバーを使用する。
  6. 行事期間中は本許可証を常時携行し、事前に本該懐水域の安全対策を関係者に周知徹底します。
5. その他
(1)舟蔵公園西側海岸から赤崎地区海岸について
  1. 入場制限区域の設定:サバニがスタート・ゴールするブイを海岸線より10m 沖 に浮かべます。このエリアは一般遊泳者が立ち入らないように協力を求めます。
  2. スタート地点は遊泳区域から離して設定している、立ち入れないようにレーススタッフを配置する。
  3. ゴールとする赤崎地区海岸に大会本部・警備本部救護班を設置する。救護班はスタート地点からゴール地点まで陸上にて移動しながら支援する。
(2)水域の使用については、八重山漁業組合から海水域の使用許可の承認を得ております。
(3)開催催物に関する届け出については、地元警察署・八重山漁業組合への届け出済です。
(4)一般遊泳客との区分;当日のレースコースは競技区域をはっきり区別して一般 船舶・釣り船などはこのコースに立ち入らないように協力を求めます。
(5)賠償問題について、万一事故やトラブルが発生した場合、選手だけでなく関係利害者すべてに対応する賠償責任保険に加入したうえで大会実行委員会がすべての責任を負い対応いたします。
(6)周知事項
  1. 石垣市・石垣市教育委員会・竹富町教育委員会・八重山漁業協同組合・石垣市建設部港湾課・沖縄県八重山農林水産振興センター農林水産整備課・海上保安庁交通課・八重山警察の同意を得て、八重山 SUP 協会・八重山ダイビング協会・八重山ジェットスキー連盟に情報共有を行い開催するものです。
  2. 参加者には事前に「この競技は自然の中で行われる競技で危険性が伴う」こと を告知し、本人の責任において参加することを承諾し出場することとします。 (自己責任の明確化)
  3. 競技開催中も定期的に放送などを通じて危険性の告知を行い書面でも注意事項を記した書類を配布する。
  4. サバニを普及するためのレースなので、事故が起きた場合はレース参加者の水 難救助員の資格有する者やライフガードの乗船する艇は救助を優先する。
6. 備考
担当責任者 八重山フーカキサバニ協会
会長 吉田友厚(090-6869-2395)
現場責任者 大堀健司(090-6865-8061)
About Cancellation

レースの中止基準

  • レース中であっても地震や津波の発生により危険と判断されたとき
  • 風速が海上で12m以上「目安」の場合、波高が3m以上の場合には中止します。(視界1km以下の場合も中止)
  • 万一参加者の中から最大事故が発生した場合、2次災害を防止するためにレースを速やかに中断し、協議のうえ続行不可能と判断した場合にはレースの中止を宣言する。
  • その他関係部署の指示があった場合。
※中止の場合は、2024年秋頃の実施を検討しております。